半ば予想されたことであったが、新たな居住者が加わることになった。里親が見つからなかったことが非常に残念であると同時に、こんなにかわいい子を里子に出さずにすんでよかったと思ってしまう。 |
こちらに住むとなれば、名前を決めなければならない。大きな黒猫がマクロ、小さな黒猫がミクロときたのだから、彼の名は「ムクロ」以外ない。6番目の猫でもある。ついにはむくろになる運命であるのは誰しも同じなのだが。 |
犬の一年には、人間の一年よりもずっと大きな意味がある。ぶうは9歳。「まだまだ」ということばをつけなければならなくなってきたのが悲しい。パグという犬種はそもそも「暑さ寒さに極端に弱い」といわれるのだが、ぶうは特に暑さに弱い。だが、ようやく涼しくなってきた。ぶうが大好きな散歩に遠くまで出かけることができるようになるだろう。 |
べえは近ごろごきげんが麗しくない。新参者がいるのが気に入らないようである。べえは猫らしく保守的で、環境の変化を好まないのだ。以前こたつのヒーターを取り替えたことがあった。べえがいつものように中に潜り込もうとすると様子が違う。べえはそのままの姿勢で固まってしまった。べえがこたつに入れるようになるまで、それから数日を要した。 |
引っ越しをして以来おびえがひどかったマクロだが、ようやく環境に慣れてきたようだ。人間を見てもあまり逃げなくなった。甘えてくるときもある。環境に自ら適応する点がバイオシステムのいいところである。パソコンのマクロだとこうは行かない。 |
猫はだいたい狭いところが好きである。ぷにも例外ではない。それに加えて、ぷには段ボールをかじるのが大好きである。スーパーの袋の取っ手をかじり取るのも好きだ。おまけに壁紙もはがしてしまう。困ったやつなのだが、ほけっとした顔で見返す彼を怒るのはなかなか難しい。 |
最近ずいぶん丸くなった。キングぶうに押しのけられても、以前のように怒りの声(スゴイ迫力)をあげることはほとんどない。他の猫に対してもかなり譲るようになった。自己主張して必死に縄張りを守らなくてもここには自分の場所があるのだと分ってきたようだ。 |
ときどきべえにちょっかいを出して怒られているが、基本的に控えめである。ぶうや他の猫が眠っているときに、おそるおそる人間のひざに乗ってきたりするが、まもなく降りてしまう。普段は、いつのまにかひっそりと人間の背中にからだを寄せてきたりしている。なお、写真の段ボールはぷにがすっぽり入っていたものだが、彼には小さすぎる。それでも・それだから入りたいのが猫の不思議である。 |