眠れるよい子たち



 眠っているのは死んでいるのと同じだ、という意見もあるが、たいていの人間は眠ることが好きなようである。そして、自ら眠るばかりではなく、他のものが眠っている姿を楽しむこともできる。




ぶう: もったいないから起きてる
 ぶうは、本格的に眠る場合とうたた寝や昼寝を区別しているようだ。それらが全部好きなこともはっきりしている。では、どこが違うかと言うと、本格的に眠る場合は人間も一緒に眠らなければならないというところである。人間が夜更かしをしていると、必死になって起きていようとするのだ。同じ時間を共有したいらしい。我慢できなくなってくると、人間の前に現れ、前足を人間にかけて顔をじっと見つめる。じゃあ寝ようか、というと跳ね回って喜ぶ。目が醒めないのだろうかとの心配は無用だ。ふとんにもぐりこむと人間の腕にあごをのせて寝入ってしまう(冬の場合)。寝入るといびきをかく。これがまた結構な音量なのだ。


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眠さを必死にこらえるぶう。敗北の予感。




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居眠りが始まった。でも起きていようという意志は捨てていない。




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もうだめ




べえ: おなかは見せない
 眠るときにはほとんどの場合伏せるか丸くなっている。無防備に腹をさらけ出すことはほとんどない。



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珍しくお腹を少し見せているべえ。でもこれ以上は開かない。




マクロ: 臆病でもおぼっちゃま
 臆病なマクロだが、眠るときにはしばしば腹をみせて、だらしなく伸びている。緊張感のかけらもない。これは当然かもしれない。こちらの四つ足動物の中で彼だけが、捨てられたことがない。飢えたこともなければ、外敵に脅かされたことも、ねぐらを探してさまよったこともない。


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体をひねって眠るマクロ。ぞうきん絞り寝と呼んでいる。
カメラに気づいて薄目を開けた




ぷに: 彼ほど寝姿が似合うものはいない
 股を開いて眠る姿はすでにおなじみである。実に気持ちよさそうに眠る。蜀山人の狂歌を地でいくやつである。彼の安眠を保障するためなら「浮き世の馬鹿」になるのも悪くない。



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しかし、ぷにだって普通に眠ることもあるのだ


ミクロ: 人間の上で眠る
 ミクロはなぜか人間の上で眠るのが好きである。人間の額の上や首の上など、どちらかというと人間にとってはありがたくないところで眠りたがる。人間の腕にあごを乗せて眠るのも好きで、キングぶうとの争いを呼ぶ結果になっている。



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黒猫が目を閉じるとなんだかよく分からない



ディー: 緊張が解けるとともに長々と寝そべるようになった


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これはまだ丸くなっているとき




かや: 束の間の休息
 そしてまた目を覚まして、そこら中をひっかき回すのである。



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毛玉になって眠る



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