今回は四つ足ページの舞台裏、レタッチ作業についての第一弾。赤目修正について書いてみたいと思う。 |
できればフラッシュは使いたくないが、フラッシュをたかないと動きのある被写体はぶれてしまう。ぶれなくても、粒子が荒れてざらざらになることが多い。この画像はフラッシュをたかずに撮影したものである。縮小したために目立たなくなっているが、原寸ではざらざらである。右下に人間の指部分の原寸大画像を貼りつけておいた。 |
そこでフラッシュをたくと、つきまとうのが赤目現象。ディーのように目の色が薄い猫は見事に赤くなってしまう。 仕方なくレタッチ作業をすることになる。手作業でするのはけっこう面倒な上になかなか思い通りにならない。わたしは、赤目補正機能に期待して、マイクロソフトの"Photo Draw 2000"を購入した。ところが‥‥ |
赤目の部分を自動的に認識して修正できるはずが、見ての通り。茶色のシミができるだけである。 |
やむをえず、「赤目のトレース選択」で範囲を手動で指定する。あんまり手軽でない上に、ハイライトがなくなってしまっている。このサイズならなんとか見れるが、大きいサイズではとても不自然だ。 |
昔ながらの手動修正の結果。赤目の部分だけグレースケールにして色を抜いた。これではいささか不自然。 |
少しだけ色調補正をした。が、まだ何か違う。でもこれ以上は面倒なのでこのへんで止めている。労力と効果のバランスを見切って手を抜くのは、とても重要なことだと思う。アマにとっても時間は貴重なのだ。 |